冷凍キット
◆◆ます寿司で使用する木桶について ◆◆
ます寿司を販売していて、お客様からよく頂く質問は「残った桶は他にどう利用できるの?」です。
私たちも同じことを考え、使い捨てには惜しいと感じています。他のお弁当パックに比べて価格が高いため、
代替のプラスチック容器を探したこともありますが、結局は木桶に戻ります。
その理由は、その形が全国のお客様に認知され、アイキャッチとして機能しているからです。
さらに、木桶について掘り下げると、美味しさを高めるための秘密が3つあります。
1.木桶と笹がマスの脂・水分を適度に吸収し、腐敗を抑えます。
酢で〆た魚でも、ます寿司が日持ちするのは、魚の水分が笹と木桶に適度に吸収されるからです。
プラスチック容器では水分が適切に吸収されず、臭みの原因となる可能性があります。
2.酢飯の乾燥を防ぐ密閉性。
ます寿司は、笹と木桶に包まれ、常に圧力がかかる状態で保存されます。
これにより、押し寿司は時間が経っても乾燥せず、ごはんの食感が保たれます。
3.ネタと酢飯の腐敗を防ぎつつ、水分を適度に吸収することで、魚の生臭さを取り除き、旨味と甘味を増します。
魚が苦手な方やお子様でもます寿司は食べられると言われるのはこのためです。
2022年のウクライナ侵攻の影響で木材の供給が不安定になり、木桶の在庫が不足する事態に。
県内のます寿司屋では、一時的に漬物用のプラスチック容器を使用することもありました。このような経験から、私たちは常に新しい課題に直面しています。
鱒寿司(ますずし)は、富山県の郷土料理。駅弁としても知られ、鱒を用いて発酵させずに酢で味付けした押し寿司(早ずし)の一種。表記はいろいろあり、ます寿し、ますの寿し、鱒の寿司、ますのすしなどとされることも多いが、すべて同様のものを指している。押し寿司は関西方面の食文化で、大阪寿司や箱寿司ともよばれます。ヒロ助は、新規(創業10年)のます寿司屋で、黒部峡谷の麓、宇奈月で営業しております。